貫禄の走りで包囲網突破 イクイノックス、GI4連勝―競馬宝塚記念

東京, 6月26日, /AJMEDIA/

GI馬8頭が顔をそろえた一戦。イクイノックスが他のGI馬の包囲網を貫禄の走りで打ち破った。昨年の年度代表馬は国内外のGIで4連勝。デビュー戦から全レースで手綱を握るルメールは「イクイノックスともう一度、GIを勝つことができた。すごくうれしい」と喜びに浸った。
イクイノックスが優勝 海外含むGI4勝目―競馬宝塚記念

 道中は後方でどっしりと構え、4コーナー手前で徐々に前へ進出した。直線は「安全に乗りたかった」とルメールが馬場の状態が良い大外を選択。あっという間に先頭に立ち、最後は猛追してきたスルーセブンシーズを首差でかわした。
 初の阪神競馬場でのレースで初の58キロの負担重量。そんな不安も全く問題にしなかった。今回は関東馬ながら、レース当該週の長距離輸送などを考慮し、滋賀県の栗東トレーニングセンターで調整したことも奏功。木村調教師は「体調を上げることに集中してやってきた。栗東の厩舎(きゅうしゃ)関係者の皆さまに本当によくしていただいた」と感謝の思いを口にする。
 断然の1番人気、そして世界ランキング1位の評価に圧巻の強さで応えた。「秋も彼とのコンビでまた大きなレースを勝ちたい」とはルメール。父のキタサンブラックが2度敗れた宝塚記念を制し、さらなる飛躍に期待が膨らむ。

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