谷口「認識が甘かった」 ボクシング世界戦

東京, 1月7日, /AJMEDIA/

 王者の谷口は早々とマットに沈んだ。好戦的な相手をいなし、テンポをつかみかけた2回、ワンツーで顔を打ち抜かれた。慌てたように立ち上がったものの、足元がふらつき、レフェリーに抱きかかえられた。「ああいう(パンチの)もらい方をすることはないと思っていた。認識が甘かった」。わずか4分4秒でリングを降り、肩を落とした。
 世界タイトルを取ってからは初めての、地元関西での試合。ベルトを守れば2階級制覇への挑戦など、夢が膨らむ一戦だった。相手の体重超過によるトラブルがあった昨年4月の初防衛戦を乗り越えて、王者として精神面も充実していただけに、落胆は計り知れない。
 試合内容をはっきりと思い出せないほど、完膚なきまでに倒された。「ゆっくり記憶が戻って、悔しくなると思う。それをかみしめて(今後を)決めていきたい」。静かに語った。

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