育成出身の森、プロ初勝利 6年目「やっとスタート」―プロ野球・ロッテ

東京, 4月20日, /AJMEDIA/

育成を経て、プロ6年目で手にした初勝利の味は格別だった。ロッテの森が六回途中2失点と好投。九回、1点差勝ちの瞬間を見届けると、表情に笑みが広がった。
 吉井監督が認める内角球も武器に、丁寧にコーナーを攻めた。立ち上がりからピンチを招き、二回には1点を失ったが、三~五回は三者凡退に。「全体的に投げたいように投げられた」と納得のマウンドだった。
 宮崎・都城商高から育成ドラフト2位で2018年に入団した森には、プロで2度の転機があった。1度目は21年。先輩の美馬の助言を生かして2軍で飛躍。オフの12月に支配下契約を勝ち取った。2度目は昨年のプロ初先発。西武戦で4回7失点と大崩れし、「このままじゃいけないと思わされた」。プロの世界で生き残るために気合を入れ直し、今季はキャンプから好調をアピールした。
 ローテーションの谷間でつかんだ登板機会を生かした。吉井監督は「またすぐにチャンスがあると思う」と高く評価した。「やっとスタートできた。また必死こいて頑張りたいと思う」と森。思いを新たにした。

Follow us on social

Facebook Twitter Youtube

Related Posts