羽生結弦がNHK杯欠場 右足の靱帯損傷 GPファイナルは絶望的

東京, 11月05日, /AJMEDIA/

日本スケート連盟は4日、フィギュアスケート男子で冬季五輪2連覇中の羽生結弦(ANA)が右足関節靱帯(じんたい)損傷により、グランプリ(GP)シリーズ第4戦、NHK杯(12、13日・東京)を欠場すると発表した。羽生は「たった一度の転倒で、けがをしてしまい、とても悔しく思っている。今は少しでも早く氷上に立つことを目指し、競技レベルに戻るまでの期間をなるべく短くできるように努力していく」とコメントした。

 右足関節は過去にも故障した部位。今季の羽生は、GPシリーズでNHK杯と第6戦のロシア杯(26、27日・ソチ)にエントリーし、シリーズ開幕前には「自分の一番の目標は4回転半(ジャンプ)を成功させたいということ。そこに向かって今、全神経と、全気力を使っている感じ」と意気込んでいた。今回の欠場により、シリーズ上位6人によるGPファイナル(12月9~11日・大阪)進出は絶望的となった。GPファイナルでは、男女を通じて初となる5度目の制覇が懸かっていた。

 GPシリーズは、全日本選手権(12月22~26日)に加えて、北京冬季五輪(来年2月4日開幕)代表(男女3枠)の選考対象。五輪に出場すれば94年ぶりの3連覇が懸かることになるが、羽生は7月の取材で出場について「(4回転半ジャンプに挑戦する)道の中にあるのであれば」と話すにとどまっており、「平昌だったりソチだったり、そういった時のような熱量はないなと自分の中では思っている」と語っている。

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