米韓軍事演習きょうから開始 北朝鮮のミサイル発射などに警戒

東京, 03月04日 /AJMEDIA/

朝鮮半島有事を想定したアメリカ軍と韓国軍の定例の合同軍事演習が4日から始まります。
去年春のおよそ2倍の野外機動訓練が行われる予定で、米韓両軍は「対抗措置」と称した北朝鮮によるミサイル発射などに警戒を強めています。

アメリカ軍と韓国軍は4日から今月14日までの11日間の日程で朝鮮半島有事を想定して「フリーダム・シールド=自由の盾」と名付けた定例の合同軍事演習を韓国で実施します。

演習では爆撃や実弾射撃のほか、巡航ミサイルの迎撃など、去年春のおよそ2倍となる48の野外機動訓練が行われる予定で、北朝鮮の核の脅威への対応が目的だとしています。

また、北朝鮮が強く反発する、アメリカ軍の原子力空母や戦略爆撃機といった戦略兵器について韓国の通信社、連合ニュースは「演習期間中に朝鮮半島に展開する可能性がある」と伝えています。

一方で、北朝鮮のキム・ジョンウン(金正恩)総書記は、先月の演説で「有事に韓国の領土を占領するのが国是だ」と述べるなど、韓国を平和統一の対象ではなく敵対国とみなす政策のもとで対決姿勢を強調しています。

北朝鮮は、1年前の演習期間中にICBM=大陸間弾道ミサイル級の「火星17型」や、短距離弾道ミサイルなどを相次いで発射した経緯があります。

このため、今回も「対抗措置」と称して、核弾頭の搭載を想定したミサイル発射などを繰り返すことも予想され、米韓両軍は警戒を強めています。

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