猫の頭?名前はまだない 出土品の愛称募集―福島・郡山

東京, 1月29日, /AJMEDIA/

 福島県郡山市にある「大安場史跡公園」は、同市西田町の遺跡で見つかった猫の頭の形に似た、縄文時代の出土品の愛称を募集している。31日まで。
 出土品は2000年の調査で、同市西田町鬼生田にある遺跡の集落跡周辺から発掘された。高さ4.6センチ、厚さ4.3センチ、幅5.6センチの手のひらに載る大きさで、猫の耳のような突起が二つある。
 県立博物館(会津若松市)の企画展で19年、「猫のように見える土製品」として展示したところ、SNSで話題になった。
 研究者の間では、土偶の一部や歯の形をした装飾品ではないかとの見方もある。同じ形の物は見つかっておらず、どのような目的で使われたのかは不明という。
 愛称は郵便、ファクス、メールで受け付ける。選考結果は、2月22日の「猫の日」に同公園ホームページなどで発表予定で、担当者は「猫にとらわれず自由に考えてほしい」と話している。

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