東京, 6月25日, /AJMEDIA/
チームフリールーティンに臨んだ日本のテーマは「チェス」。温泉に入浴しながらチェスを楽しむ文化がある開催地ハンガリーで自在に演じた。
キングやナイトといった駒になりきったり、駒を動かす人を表現したり。予選では隊列移動にばらつきがあったが、一体感のある動きにきっちり修正した。銅メダルを獲得し、吉田萌は「まだ課題は残るが、いいところもあった」と振り返った。
3大会ぶりの表彰台でも喜べない面もある。ロシア不在の中、2017、19年大会の2位中国と3位ウクライナが今大会はそれぞれ金と銀。序列を崩すには至らなかった。
日本がASで手にしたメダルは、歴代最多に並ぶ6個になった。ただ、五輪種目では課題を残した演技もあり、中島貴子ヘッドコーチは「まだまだ練習量が足りていない」。今秋から導入される新ルールへの適合も求められる中、どう成長曲線を描くか。