慶大の清原、着実に成長 父をほうふつ、力強いスイング―東京六大学野球

東京, 11月16日, /AJMEDIA/

東京六大学野球の慶大に、将来性が豊かな1年生のスラッガー候補がいる。清原正吾内野手(19)だ。父はプロ野球の西武や巨人で活躍し、通算525本塁打を放つなどしてファンの記憶に焼き付いている和博さん。神奈川・慶応高から今春入学した清原は、先に神宮球場で行われた新人戦に相当する「秋季フレッシュトーナメント」の3試合に一塁手で先発出場し、打線の中軸を担った。
 中学でバレーボール部、高校ではアメリカンフットボール部に所属。本格的に野球に取り組むのは小学6年生以来という異色の経歴だが、着実に成長している。186センチ、90キロの右打者。力強いスイングは父をほうふつとさせ、存在感がある。
 フレッシュトーナメントでは今月1日の早大戦で5番、3日の東大戦と4日の明大戦は4番。早大戦では「神宮初安打」となる遊撃への内野安打も。「納得のいく一本じゃなかった。何とかチームのためにつなぐ気持ちだった」。3試合で安打はその1本だけだったが、持ち味のフルスイングを貫き、視察した堀井哲也監督は「振ることが大事。必ずアジャストしてくると思う」と評価した。
 今夏はチームの主力が参加する北海道合宿にも同行。秋のドラフト会議でソフトバンクから2位指名を受けた正木智也外野手に、打撃の練習法などをアドバイスしてもらったという。8~9月の紅白戦やオープン戦では本塁打を量産。課題だった一塁守備も「シートノックはリーグ戦に出られるレベルで、あとは実戦での打球や送球。この冬は実戦の機会を与えていきたい」と堀井監督。来年のレギュラーを争う舞台にも「十分立っている」と期待を込めた。
 清原の目指す選手像は「おやじのような選手」。来年はリーグ戦デビュー、さらには初アーチが実現するかもしれない。

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