愛知 強風でパンタグラフ故障 乗客約400人 線路歩き駅まで移動

東京, 03月21日 /AJMEDIA/

20日夜、愛知県常滑市の名鉄・空港線で特急電車のパンタグラフが強風で壊れ、高架上で動けなくなりました。

名鉄によりますと、特急電車にはおよそ400人の乗客が乗っていて、線路上を歩いてもらって最寄りの駅まで誘導したということです。

名鉄=名古屋鉄道によりますと、20日夜7時20分ごろ、愛知県常滑市の名鉄・空港線で、中部国際空港駅を発車した6両編成の特急電車が隣のりんくう常滑駅の手前の高架上で動けなくなりました。

電車のパンタグラフが強風で壊れ、送電設備も故障して停電したということです。

特急電車には、およそ400人が乗っていて、名鉄では、乗客に、最寄りのりんくう常滑駅まで線路上を歩いてもらって誘導したということです。

愛知県内はきょう、海上を中心に風が強く、中部空港では車両故障が起きたのとほぼ同じ午後7時すぎに25.7メートルの最大瞬間風速を観測していました。

名鉄では20日は終日、現場の区間での運転を見合わせ、詳しい状況を調べています。

“500m~700mほど線路沿いを歩き最寄り駅に”
複数の乗客によりますと、電車が動けなくなったのは、りんくう常滑駅から中部国際空港駅の方向に500メートルから700メートルほど離れた場所だったということで、電車を降りて線路沿いを歩き、りんくう常滑駅まで移動したということです。

乗客 “風が強く怖かった”
特急電車に乗っていた男性は「電車が止まってからも風が強く、左右にゆれて怖かったです。2時間くらいして駅員の誘導で電車を降りて、線路沿いを歩いて駅に向かいました。風が強く、体をもって行かれそうになり不安でした」と話していました。

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