平野美宇「苦しい試合だった」フルゲームの激闘を制しベスト16進出【世界卓球2021】

東京, 11月26日, /AJMEDIA/

「世界卓球2021ヒューストン」<11月23~29日/アメリカ・ヒューストン>大会3日目の25日、女子シングルス3回戦で平野美宇(日本生命/世界ランク12位)がバラージョバー(スロバキア/同54位)をゲームカウント4-3で下し、4回戦に進出。ベスト16入りを決めた。
1、2回戦ともにストレートで勝ち上がった2017年大会銅メダリストの平野は、スロバキアのサウスポー、29歳のバラージョバーと対戦。過去の成績は3勝0敗で、2021年3月のWTT中東シリーズ・スターコンテンダードーハ大会では、3-1で退けている相手だ。
第1ゲーム、鋭いバックドライブが決まり、8-4とリードした平野だが、レシーブミスなどが重なり追いつかれると、10-9のゲームポイントからの3連続失点で、ゲームを落としてしまう。
第2ゲームは、バックドライブで強く回転をかけて、相手のバックハンドのミスを誘い、5-1とリード。レシーブではフリックやチキータで仕掛け、強気のプレーで奪取。
第3ゲーム、バラージョバーはYGサーブ、バックサーブを使い分け、平野のレシーブが少しでも甘くなるとフォア強打を決めてくる。しかし、平野も我慢強く相手の攻めをかわし、得意のラリー戦でポイントを重ねて、11-7でゲームを連取した。
ゲームカウント2-1とリードした第4ゲームは、チャンスボールでのフォアスマッシュミスなどもあり、6-11で落とす。

苦しい展開となったが、第5ゲームは平野が覚醒して一方的な展開に。強烈な両ハンドドライブが面白いように決まり、驚異の8連続ポイントで奪い返した。
しかし、なかなか流れに乗り切れない平野は、続く第6ゲームも相手に攻め込まれて落としてしまう。
そして迎えた最終第7ゲーム。強気のバックドライブで相手のフォアサイドを攻めた平野がリードを保ち、最後はチキータレシーブからのフォアサイドを切る鮮やかなバックハンドで締めて、接戦を制した。
試合後のインタビューで平野は「試合で苦しい試合だったんですが勝つことができてよかったです。思い切ってチキータでいけたことが勝てた要因だと思います。4回戦は中国選手だと思うのでしっかり向かっていきたいです」とコメントした。

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