子どもの性被害相談施設 都内に開設へ 医療機関の専門職が対応

東京, 03月18日 /AJMEDIA/

子どもの性被害への専門的な対応の必要性が増しているとして、若い世代の性に関する相談に医療機関の専門職が応じる施設が、来月都内に開設されることになりました。

新たな施設は、性被害に遭った人の支援に携わってきた東京 江戸川区の「まつしま病院」が、来月から近隣に開設する「ユースウエルネスKuKuNa」で17日、内覧会が開かれました。

施設には個室の相談ブースが設けられ、若い世代の性被害のほか性に関する悩み全般の相談を受け付け、必要に応じて治療や行政の支援窓口を紹介します。

対象は、小学生から20代の若者とその保護者のほか、子どものころの性被害は長い年月を経て気付くケースもあることから、何歳でも相談できるということです。

▽30分500円の予約制の個別相談のほか
▽無料で予約がいらない「街の保健室」と題した会が開かれ
いずれも月に数回、専門の助産師らが対応します。

相談に来たことが親や学校に伝わることはありません。

病院によりますと、若い世代向けの性に関する相談施設は、海外では設置が進んでいる国があるものの国内ではまだ少ないということです。

相談に応じる助産師の幸崎若菜さんは「子どもの性に関する悩みを受け止める場が圧倒的に少ない。言いたくないことは言わなくてよいので、まずは来てみてほしい」と話していました。

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