女子テニス、中国での試合中止 彭帥さんの消息不明問題で

東京, 12月02日, /AJMEDIA/

中国の女子テニス選手の彭帥さん(35)が共産党最高指導部の元メンバーとの不倫や性的関係を強要されたことを告発後に消息不明になった問題で、ツアーを統括する女子テニス協会(WTA)は1日、中国と香港で開催される全てのトーナメントを中止すると発表した。
 WTAのサイモン最高経営責任者(CEO)は、「彭帥さんが自由なコミュニケーションを許されず、性的暴行の疑惑を否定するように圧力をかけられているような状況で、選手に競技をしてもらうことはできない。来年、中国で大会を開催した場合、選手やスタッフが直面し得るリスクにも大きな懸念を抱いている」との声明を出した。 
 国際オリンピック委員会(IOC)はバッハ会長が彭さんとテレビ電話で会話したことを明らかにしたが、サイモン氏は「彼女が自由で安全であり、検閲、抑圧、脅迫の対象になっていないか重大な疑問がある」と指摘。中国側に求めてきた性的暴行の告発への完全で透明性のある調査を改めて要求した。
 中国では新型コロナウイルスの影響を受ける前の2019年にはWTAのトーナメント9大会が開催された。

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