大谷、満票MVP 二刀流で46本塁打、9勝―米大リーグ

東京, 11月19日, /AJMEDIA/

米大リーグのエンゼルスで投打の「二刀流」として活躍した大谷翔平選手(27)が18日(日本時間19日)、2021年のア・リーグ最優秀選手(MVP)に選出された。日本選手のMVPは01年のイチロー選手(マリナーズ)以来20年ぶり2人目。
 全米野球記者協会の会員30人による投票で決まり、全員から1位票を得た。電話会見に応じた大谷選手は「すごくうれしかった。満票だったので、ちょっとびっくりというか、よかったなという気持ちが強かった」と語った。
 大リーグ4年目の今季は投打で計158試合に出場。打者ではリーグ3位の46本塁打を放って最後までタイトルを争うなど、打率2割5分7厘、100打点、103得点、26盗塁の好成績を残した。投手としては23試合に登板して9勝2敗、防御率3.18。
 大リーグで本格的に二刀流でプレーするのは1918、19年のベーブ・ルース以来。エンゼルスは大谷選手の登板日に指名打者(DH)を使わず、打者としても出場させる「リアル二刀流」で起用するなど、常識を覆す戦法を見せた。 
 ◇大谷翔平の略歴
 大谷 翔平(おおたに・しょうへい)岩手・花巻東高からドラフト1位で13年に日本ハム入りし、投打の「二刀流」に挑戦。14年に11勝、10本塁打で日本球界初の「2桁勝利、2桁本塁打」を達成。15年には最多勝(15勝)、最優秀防御率(2.24)、最高勝率(7割5分)の投手タイトルを獲得した。16年には投打にわたる活躍で優勝と日本一に貢献し、パ・リーグMVP。18年からは米大リーグのエンゼルスでプレーし、同年ア・リーグ新人王。今季のオールスター戦は史上初めて投手と打者の両方で選出された。193センチ、102キロ。右投げ左打ち。27歳。岩手県出身。

Follow us on social

Facebook Twitter Youtube

Related Posts