大坂、完敗にも前向き 世界1位への思い新たに―マイアミ・テニス

 最後は力のないリターンがアウトとなり、大坂は昨年の全豪オープン以来となるツアー優勝を手にできなかった。シフィオンテクに敗れたが、「決勝に進めたことに大きな意味がある。ポジティブな要素はたくさんあった」と前向きに敗戦を受け入れた。
 シフィオンテクは出場した2大会を続けて制した後、今大会も着々と勝ち上がってきて好調を維持。「どう攻略していいか分からなかった」と大坂が振り返ったように、相手のサービスゲームでブレークチャンスをつかめず、先にブレークを許して主導権を渡した。第2セットは深いリターンなどに打つ手がないまま、6ゲームを連取された。
 完敗を喫した中、好調なサーブを軸に今季初の準優勝。世界ランキングで1位になることが決まっている相手との顔合わせに、「上を目指すことは自分に欠けていたもの。1位の選手のレベルが分かったことは収穫だし、またそこに届くかどうかを試したい」。完全復活への思いを強くした。

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