国内のHIV感染者960人 7年ぶりに増加 厚労省まとめ

東京, 03月27日 /AJMEDIA/

去年、国内でHIV=ヒト免疫不全ウイルスへの感染が新たに確認された人は960人で7年ぶりに増加したことが厚生労働省のまとめでわかりました。新型コロナの影響で少なかった検査数が戻ってきていることが背景にあるとして、厚生労働省は早期に治療するためにも不安に感じる人は検査を受けるよう呼びかけています。

厚生労働省によりますと、去年1年間に全国の保健所や医療機関などでHIVへの感染が確認された人は速報値で960人でした。

前の年より76人多く、7年ぶりに増加に転じました。

感染者のおよそ3割がエイズ=後天性免疫不全症候群を発症していたということです。

感染ルートでは
▽同性間の性行為による感染が66%を占めた一方
▽異性間の性行為による感染は14%でした。

新型コロナの影響で検査数が少ない状況が続いていましたが、去年は前の年より3万3000件余り多い10万6000余りで、厚生労働省は検査数が戻ってきたことが感染者の増加の背景にあるとしています。

厚生労働省は「保健所などで無料で匿名の検査や相談を行っている。早期に治療するためにも、不安に感じる人は検査を受けてほしい」と呼びかけています。

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