公共施設のトイレなどから出た汚水 35年以上 近くの川に 川崎

東京, 03月23日 /AJMEDIA/

川崎市の公共施設で、トイレなどから出た汚水が35年以上、近くの川に流れていたことがわかりました。市は配管の接続が誤っていたことを確認したとして応急的な対策を済ませ、今後、配管の付け替えを行うことにしています。

川崎市によりますと、今月7日、川崎市多摩区栗谷で「市内を流れる五反田川の水が白く濁っている」と、市民から市に連絡がありました。

川の水が濁った原因は近くにある市の子どもや高齢者向けの施設で外壁を白く塗った際の塗料とみられ、本来は汚水用の配管を通って下水に流れるはずでした。

ところが市が調べたところ、施設内にある汚水用の配管の接続部分には、雨水用の配管が誤ってつながっていたことが確認されたということです。

このため施設のトイレなどから出た汚水が、五反田川に流れる状態になっていて、市によりますと、その期間は配管工事があった昭和63年ごろ以降、35年以上と見られています。

ただ、川の水質はこれまでのところ基準を上回る汚染の値は出ておらず、健康被害も確認されていないということです。

川崎市は汚水が川に流れないよう応急的な対策を済ませ、今後は配管を正しく付け替えることにしていて「住民の皆様に深くおわびします。安心していただけるよう適切な対応に努めます」としています。

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