侍ジャパン、選手が示した頼もしさ 栗山監督「任せられる」

東京, 2月27日, /AJMEDIA/

 WBCへの期待が高まる順調な合宿だった。栗山監督は「選手に任せる部分は任せられる。それだけの選手なんだと改めて感じられた」と満足そうに総括した。
 連日、全体練習後に野手陣が並んでノックを受けたり、必要だと思えば遅くまで特打に励んだり。ダルビッシュ(パドレス)は自分のペースで着実に調整を進め、松井裕(楽天)は頻繁にブルペンに入って投げ込むことで良い感覚をつかもうとした。その上で過度にはならない。村上(ヤクルト)は「けがしないというのを前提に練習して、トレーニングもしっかりできた。チームは本当にいい雰囲気」と話した。
 ダルビッシュの参加は監督の期待通りの効果を生んだ。変化球の握りについて助言を受けた投手陣は、単にまねをするのではなく自分の中に落とし込んでレベルアップにつなげ、トレーニング方法について意見交換した。湯浅(阪神)が「自分にとってプラスになる時間。いろいろ聞けて幸せ」と言うなど、若手の将来を見据えても有意義。気軽に会話することで一体感も生まれた。
 実戦では首脳陣の手腕も問われる。25、26日の試合では周東(ソフトバンク)の走力が得点を生むことを再確認。宇田川(オリックス)がイニング途中からの登板で力を発揮できるところを証明するなど、起用法について固まってきた部分がある。指揮官は「もう準備は終わりましたという感じ」。あとは大谷(エンゼルス)らの合流を待つのみだ。

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