中国の宇宙ステーション完成へ 宇宙船のドッキング成功を発表

東京, 11月30日, /AJMEDIA/

中国は、独自の宇宙ステーションの完成に向けて、日本時間の30日、建設作業にあたる3人の宇宙飛行士を乗せた宇宙船を打ち上げ、宇宙ステーションとのドッキングに成功したと発表しました。
宇宙ステーション建設のための宇宙船の打ち上げはこれが最後で、ことし中の完成に向けて最終段階の作業が進められます。

国営の中国中央テレビは、日本時間の30日午前0時すぎ、内陸部にある酒泉衛星発射センターから有人宇宙船「神舟15号」が打ち上げられたと伝えました。

宇宙船には宇宙飛行士3人が搭乗し、日本時間の午前6時40分すぎ、宇宙ステーションとのドッキングに成功したということです。

宇宙飛行士らは、ことし6月から滞在している別の3人の宇宙飛行士と合流し、合わせて6人で、ことし中の完成に向けて最終段階の作業を進めることになります。

中国の宇宙ステーション建設をめぐっては、去年4月に基幹施設となる「天和」が打ち上げられたあと、これまでに3回の有人宇宙船や2つの実験施設が打ち上げられていて、建設のための打ち上げは今回が最後となります。

党トップとして異例の3期目入りした習近平国家主席は「社会主義現代化強国」を掲げ、アメリカをも超える強国を建設するという目標を示し、これまでに月や火星の無人探査も行うなど宇宙開発を加速させていて、宇宙ステーションの完成を大きな弾みにしたい考えです。

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