東京, 7月30日, /AJMEDIA/
ロシアがISS=国際宇宙ステーションのプロジェクトから2024年以降に離脱する意向を表明したことについて、ロシア国営の宇宙開発公社のトップは、離脱の具体的な時期については決まっていないと明らかにしました。
日本やアメリカなども運用に関わる国際宇宙ステーションをめぐり、ロシア国営の宇宙開発公社、ロスコスモスのボリソフ社長は26日、プーチン大統領に対して「2024年以降、離脱することを決めた」と報告し、離脱の意向を表明しました。
これについてボリソフ社長は29日、国営ロシアテレビのインタビューで「2024年以降に離脱のプロセスを始めると言ったまでだ」と述べ、離脱の具体的な時期については決まっていないと明らかにしました。
そのうえで「それが2024年の半ばなのか、25年なのかは、ISSの状況によるが、大統領に報告したように、離脱することは秘密ではない」と述べ、ロシアが離脱に向かう方針に変わりはないと強調しました。
一方で「ISSでの作業の完了と、ロシアによる宇宙ステーションでの作業の開始は、同時に行われる必要がある」と述べ、ロシアが独自に開発に取り組むとする宇宙ステーションの進展しだいだという考えも示しました。