ロケット残骸、フィリピン近海に落下か 「中国は情報共有せず」と米批判

東京, 7月31日, /AJMEDIA/

中国の有人宇宙プロジェクト弁公室は31日未明、大型ロケット「長征5号B」の残骸が大気圏に突入したと発表した。残骸はフィリピン近海に落下したとみられる。中国側は「ほとんどの部品は大気圏に再突入する過程で燃え尽きた」と説明している。
 長征5号Bをめぐっては、米国の専門家から「制御不能に陥った」との指摘が出ている。米航空宇宙局(NASA)のネルソン長官は声明で、「中国が具体的な軌道情報を共有しなかった」と批判。「生命や財産を失う甚大なリスクがある」として、宇宙を利用する全ての関係国は落下物の危険性を予測できるようにするため、事前に情報を共有すべきだと訴えた。

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