ノイアー「目標はただ一つ」 復権期すドイツの名GK―サッカーW杯カタールの主役

東京, 9月11日, /AJMEDIA/

 11月に開幕するサッカーのワールドカップ(W杯)カタール大会は、世界のスター選手の華やかな競演の舞台となる。主役の座を狙う有力選手を取り上げる。
 ◇日本と縁も
 36歳になっても衰えは見られない。ドイツ代表主将のGKマヌエル・ノイアーだ。「私にとって彼は世界最高のGK」と同国代表のフリック監督も、全幅の信頼を置く。
 ゴールから飛び出し、積極的に攻守に関わる近年のGK像を構築した先駆者と言える。193センチの長身。至近距離を含めた超人的なシュート阻止、安定した空中戦に加えて11人目のフィールド選手の役割もこなす。昨季はバイエルン・ミュンヘンで、ドイツ1部リーグ10連覇の大偉業を達成。DFの背後を広くカバーするノイアーの存在が、ドイツのハイプレスサッカーも支えている。
 W杯カタール大会1次リーグE組初戦で当たる日本とは縁がある。シャルケ時代の2011年3月。東日本大震災翌日に行われた試合後に、同僚の元日本代表内田篤人さんが日本へ向けたメッセージ入りのシャツを着て呼び掛けると、隣で優しく寄り添った。今大会では日本に大きな壁として立ちはだかるだろう。
 4年前の屈辱は忘れていない。王者として臨んだ前回ロシア大会は、1勝止まりで1次リーグ敗退。優勝した14年ブラジル大会と同じ4失点を3試合で喫し、世界に衝撃が走った。ドイツの守護神は欧州のメディアに「目標はただ一つ。W杯で王者になることだ」と断言。集大成となる4度目の大会は、母国と自身の復権を懸ける舞台だ。

Follow us on social

Facebook Twitter Youtube

Related Posts