ナワリヌイ氏の妻 EU議会で演説 活動引き継ぐ決意示し支援訴え

東京, 02月29日 /AJMEDIA/

2月、刑務所で死亡したロシアの反体制派の指導者、ナワリヌイ氏の妻のユリアさんが、EU=ヨーロッパ連合の議会で演説し、ナワリヌイ氏の死をめぐるプーチン大統領の責任を追及するとともに、政権を批判する活動を引き継ぐ決意を示して支援を訴えました。

2月16日に死亡が発表されたロシアの反体制派の指導者、ナワリヌイ氏の妻のユリアさんは28日、ヨーロッパ議会の本会議場で議員たちを前に演説しました。

この中でユリアさんは、プーチン大統領がナワリヌイ氏を殺害したとしたうえで、「プーチン大統領は、私の国ロシアに、平和な隣国に、そして、私の夫に何をしたのか答えなくてはならない」と述べて、プーチン大統領の責任を追及する考えを示しました。

そして、「戦争に反対し、プーチン大統領に反対し、彼がもたらす悪に反対するロシア人が大勢いる。かれらを迫害するのではなく、ともに戦わなくてはならない。夫が、もはや見ることができないロシアの美しい未来を、私たちは見なくてはならない。私は夫の夢をかなえるために力を尽くす。悪は敗れ、美しい未来が訪れるだろう」と述べて、プーチン政権を批判する活動を引き継ぐ決意を示し、支援を求めました。

ナワリヌイ氏は、ヨーロッパ議会が人権擁護に貢献した人に贈る「サハロフ賞」を2021年に受賞していて、演説を終えたユリアさんに、議員たちは立ち上がって大きな拍手を送っていました。

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