スケボーとサーフィンでパリへ 宮崎出身、14歳のブラウン

東京, 2月20日, /AJMEDIA/

スケートボード・パークの2024年パリ五輪予選大会第1戦を兼ねて12日まで行われた世界選手権(アラブ首長国連邦)の女子で、宮崎県出身のスカイ・ブラウン(14)=英国=が初優勝を果たした。21年東京五輪の銅メダリスト。パリ五輪ではサーフィンと2競技での出場に意欲を燃やしている。
 ブラウンは高難度の「540(1回転半)」を決め、90.83点の高得点で制覇。2位で東京五輪銀の開心那、3位だった同五輪金の四十住さくら(ベンヌ)と笑顔で肩を寄せ合った。英メディアによると、ブラウンは「できるだけ楽しもうと思った。また一緒に表彰台に立てて最高」と喜んだ。
 日本人の母と英国人の父を持つブラウンは大けがを乗り越え、13歳で東京五輪に出場。英国史上最年少の五輪メダリストに輝いた。英紙インディペンデントによると、自宅のある米カリフォルニア州ロサンゼルスでは早朝からサーフィンに取り組み、日中はスケートボードを練習。異なる板に乗り、技を磨いている。
 パリ五輪のサーフィンは、パリから1万5000キロ以上離れた南太平洋にある仏領ポリネシアのタヒチで7月27~30日に実施。スケートボードの女子パークは、パリのコンコルド広場で8月6日に行われる。
 両方の出場権を獲得できても、長距離移動を伴うハードな日程となる。ブラウンは「かなり難しいことだけど、どちらも好き。ベストを尽くす」。二刀流の挑戦を楽しんでいるようだ。

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