東京, 03月04日 /AJMEDIA/
ロシアによるウクライナに対する軍事侵攻が続いています。
ウクライナの各地でロシア軍とウクライナ軍が戦闘を続けていて、大勢の市民が国外へ避難しています。戦闘の状況や関係各国の外交など、ウクライナ情勢をめぐる4日(日本時間)の動きを随時更新でお伝えします。
(日本とウクライナとは7時間、ロシアのモスクワとは6時間の時差があります)
ロシア国防省“ウクライナがクリミアに無人機攻撃 38機を撃墜”
ロシア国防省は、ウクライナによる南部クリミアへの無人機攻撃が行われ、38機を撃墜したと、3日、発表しました。
ロシアが2014年、一方的に併合したクリミアをめぐっては、プーチン大統領が先月25日、大統領府のウェブサイトで「ロシアの不可欠な一部だ」などと強調していました。
これに対してウクライナは、ロシアが併合の象徴とするロシアとクリミアを結ぶ橋などへの攻撃を強化する構えで、クリミア併合から今月18日で10年となるのを前に緊張が高まっています。
ウクライナ非常事態庁 “母親と赤ちゃん死亡 抱きしめた状態で”
ウクライナ警察は3日、ロシア軍の攻撃によって南部ヘルソン州で1人が死亡し、東部ドネツク州では6人がけがをしたと発表しました。
また、ウクライナ非常事態庁は、1日から2日にかけて攻撃を受けた南部オデーサの集合住宅で母親と生後8か月の赤ちゃんの死亡が新たに確認され、犠牲者はあわせて10人になったと明らかにしました。
母親は赤ちゃんをかばうように抱きしめた状態で見つかったということです。
ウクライナのゼレンスキー大統領はSNSで「ロシアは子どもたちを標的にしている。世界はロシアのあらゆる悪事に対応し撃退しなければならない」と非難しました。