東京, 12月26日, /AJMEDIA/
新春に皇居で行われる「歌会始」の入選者に、山梨県の中学生など10人が選ばれました。
今回の歌会始のお題は「友」で、全国と海外から合わせて1万5000首余りの短歌が寄せられました。
入選した10人のうち最年少は、山梨県北杜市の中学2年生 小宮山碧生さん(14)で、同じ漫画が好きなことがきっかけで仲よくなったクラスメートを思い浮かべながら、これからも関係を大切にしていきたいという気持ちを詠んだということです。
小宮山さんは「最初は信じられず驚いたが、皇居に行けることはめったにないのでうれしいし、家族もとても喜んでくれました」と話しています。
また、岡山県井原市の藤井正子さん(73)は、11年前に亡くなった夫と、結婚前に友人らとも一緒にドライブした時の思い出を詠んだということで、「夫は亡くなるまで笑顔を絶やさず、包み込むような優しい人であったことを思い返しながら詠みました」と話していました。
一方、天皇陛下から歌を詠むように指名された「召人」には、歌人の小島ゆかりさん(66)が選ばれました。
歌会始は来月18日に皇居・宮殿で行われ、入選した10人と召人の歌は天皇皇后両陛下や皇族方の歌とともに披露されます。