「ソフトボール愛」と感謝 女子ゴルフの渋野、故郷で恩返し

東京, 12月27日, /AJMEDIA/

 女子ゴルフの渋野日向子(24)が、かつて夢中でプレーしていたソフトボールの大会を故郷で主催した。24、25の両日に岡山県野球場などで行われた「渋野日向子杯 第1回岡山県小学生ソフトボール大会」。県内の15チームが出場した。渋野は閉会式で、小学生たちに向け「本当にありがとう。私の名前で大会が開催され、夢のようです。みんなが参加してくれたからできた。(プロゴルファーの)私にとっても来年の活力になる」と感謝の言葉を繰り返した。
 渋野は2019年のAIG全英女子オープン制覇で「時の人」となり、国内ツアーは通算6勝。22年シーズンから米ツアーを主戦場としている。ソフトボールとの関わりもよく知られ、小学生時代、岡山市の平島スポーツ少年団で活躍した。
 「ソフトボール愛が強いので、いつか大会をやりたいと思っていた。自分を育ててくれたソフトボールに恩返ししたいという思いに、たくさんの人たちから協力を頂いた」。12月はゴルフのシーズンオフだから、岡山市の実家で過ごせる。「自分もそこ(会場)にいたい」という意志が強く、「皆さんに申し訳ないけれど、この時期にさせてもらった」と説明した。
 同じ岡山県出身でソフトボールの東京五輪金メダルメンバー、原田のどか選手(31)も特別ゲストで参加。ホームラン大会やベースランニングなどのアトラクションでは、渋野と一緒に「場内解説」も。「ソフトボール選手として(大会開催は)うれしい」と歓迎し、渋野をサポートした。
 大会では冬の寒さを吹き飛ばすような熱戦が繰り広げられ、渋野も「めっちゃいい試合だった」と喜んだ。第2回以降の継続も希望。「ぜひともやりたい」と意欲十分だ。

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