諏訪大社上社で「建て御柱」 8本の巨木、社殿隅に―長野

東京, 5月06日, /AJMEDIA/

 数えで7年に1度行われる諏訪大社(長野県諏訪市など)の御柱祭で、町中から神社の境内まで巨木を引く上社の「里曳き」が3日から行われた。最終日の5日は、8本の巨木を社殿の四隅に立てる「建て御柱」があった。
 長さ約16メートル、重さ約6トンの横たわった木の上には腰にロープを着けた十数人の氏子が立ち、ラッパや太鼓の音が鳴り響く中、周囲の氏子らが木につながれたワイヤを引いてゆっくりと引き上げられた。氏子がしがみつく形で巨木が垂直にそびえ立つと、拍手が湧き起こった。
 祭りの始まりで山から木を運ぶ4月の「山出し」では、新型コロナウイルス対策のためトレーラーが使われたが、3~4日の里曳きでは、大社の境内まで人力で運搬した。大勢の氏子らが参加し、「よいさ」の掛け声に合わせ、綱で巨木を引っ張った。下社の里曳きは14~16日に行われる。

Follow us on social

Facebook Twitter Youtube

Related Posts