松田、連覇へ強い決意 大けが乗り越えた司令塔―ラグビー・埼玉

東京, 5月19日, /AJMEDIA/

 ラグビーのリーグワンで連覇に挑む埼玉。SO松田力也にとって、20日に東京・国立競技場で行われる東京ベイとのプレーオフ決勝は待ちに待った舞台だ。「出られることをすごくうれしく思う。チームとしていい準備ができている手応えもある。欲しい結果を得たい」。前回決勝は大けがで出場できなかっただけに、勝利への思いはチームの誰よりも強い。
堅守の埼玉、挑む東京ベイ 20日にプレーオフ決勝―ラグビー・リーグワン

 1年前の昨季リーグ戦最終節で左膝前十字靱帯(じんたい)を断裂。手術を受けた松田は、チームが初代王者に輝く瞬間をテレビで見届けた。「自分がグラウンドに立てない悔しさがすごく大きかったのは覚えている」。素直には喜べなかった。
 もどかしい思いを抱えながら、リハビリと並行して筋力トレーニングで自分を追い込み、驚異的な早さで回復した。昨年12月の今季開幕戦に間に合わせ、負傷前よりも力強いプレーでけん引。リーグ戦1位の原動力になった。
 13日の横浜とのプレーオフ準決勝では9本のキックを全て成功。苦戦した前半に4PGと1DGを決めてチームを落ち着かせ、逆転勝ちにつなげた。「プレーヤーオブザマッチ」に選ばれたのも当然の活躍だった。
 埼玉はトップリーグ最終年からの3季連続優勝が懸かる。「僕たちが負けて、他のチームが喜んでいる姿は見たくない」。常勝軍団の司令塔として、必ず勝利に導くつもりだ。

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