旅客機に薬物持ち込む密輸が急増 摘発件数 去年同期比6倍以上

東京, 9月28日, /AJMEDIA/

水際対策の緩和を背景に、不正薬物を旅客機に持ち込んで密輸する事件が急増し、ことし6月までの上半期に全国の税関が摘発した件数は去年の同じ時期と比べて6倍以上に増えたことがわかりました。

財務省は、ことし1月から6月までの上半期に全国の税関が空港や港などで摘発した密輸事件の件数を公表しました。

それによりますと覚醒剤や大麻など不正薬物の摘発件数は472件と、去年の同じ時期より8%減少しました。

ただ、不正薬物を旅客機に持ち込んで密輸する事件が急増し、税関が摘発した件数は133件と去年の同じ時期の6倍以上になりました。

また、旅客機を利用した金の地金の密輸事件も急増し、去年上半期に摘発事件がなかったのがことし上半期は120件となっています。

財務省は、水際対策の緩和によって日本への入国者が増えたことで密輸のリスクが高まっているとみていて、警察庁や厚生労働省などと連携し、日本の薬物規制に関する周知を強化する方針です。

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