新型ロケット「H3」メインエンジン燃焼試験時間 午後4時に変更

東京, 11月7日, /AJMEDIA/

今年度中の打ち上げを目指して開発中の新型ロケット「H3」について、JAXA=宇宙航空研究開発機構などは、7日種子島宇宙センターで、初号機を実際の発射地点に据え付けてメインエンジンを燃焼させる試験を行う計画です。試験開始は7日朝の予定でしたが、データを取得する設備の確認作業のため午後4時に変更されました。

「H3」は現在の主力ロケット「H2A」の後継機として、JAXAと三菱重工業が8年前開発に着手しました。

初号機の打ち上げは、当初2020年度の計画でしたが、メインエンジンの不具合による2度の延期を経て、JAXAはことし9月、開発の見通しが立ったなどとして今年度中の打ち上げを目指すと発表しました。

「H3」は開発の終盤に入っていて、初号機の打ち上げに向けた最終試験のため、6日夜、実際の発射地点に移されました。

メインエンジンの燃焼試験は7日朝7時半から始まる予定でしたが、JAXAはデータを取得するための設備に確認すべき点が見つかったとして、開始時間を午後4時に変更すると発表しました。

試験ではメインエンジンが計画どおり燃焼したかや、振動や音が機体に与える影響などを検証し、今後初号機の打ち上げ予定日を決めたい考えです。

Follow us on social

Facebook Twitter Youtube

Related Posts