愛媛の保育園 給食のりんご窒息事故 園が謝罪 再発防止策公表

東京, 04月06日 /AJMEDIA/

去年、愛媛県新居浜市の保育園で生後8か月の男の子が給食のりんごをのどに詰まらせて意識不明となった事故について5日、保育園側が記者会見を開き、「重大な事態が発生したことを深くおわび申し上げます」と謝罪し、再発防止策を公表しました。

去年5月、愛媛県新居浜市の「新居浜上部のぞみ保育園」で、生後8か月の男の子が給食で出された小さくカットしたりんごをのどに詰まらせる事故があり、男の子は、今も意識不明の状態が続いています。

先週、市の検証委員会が報告書を公表したことを受けて、5日夜、保育園の園長や運営法人の理事長らが記者会見を開きました。

はじめに園長が「私たちを信頼して、お子様を預けてもらっているにもかかわらず、重大な事態が発生し、深くおわび申し上げます」と述べて、全員で謝罪しました。

公表された再発防止策では、家庭での離乳食について保護者に聞き取る際には、大きさや形状などを細かく確認し、聞き取った内容は園児ごとのシートにまとめ、調理現場と共有するなどとしています。

また、離乳食に異常がないか確認する「検食」を園長が毎日実施するほか、週1回、すべての職員を対象に救命措置などの訓練を実施するとしています。

「新居浜上部のぞみ保育園」の細川真由美 園長は「二度と同じ事故を繰り返さないという思いで再発防止策を徹底する」と話していました。

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