対ロ制裁、追加余地「ほとんどない」 ウクライナ支援を一層強化―EU外相

東京, 3月11日, /AJMEDIA/

【ブリュッセル時事】欧州連合(EU)のボレル外交安全保障上級代表(外相)は10日、ウクライナに侵攻するロシアへの制裁措置について、「これ以上することはほとんどない」との認識を示した。また、財政・軍事面でウクライナ支援を一層強化する必要性に言及した。欧州メディア「ユーラクティブ」のインタビューに答えた。
EUは侵攻開始後、ロシアの戦費調達を阻むために相次いで制裁を発動した。先月は24日の侵攻1年に合わせ、114億ユーロ(約1兆6000億円)規模の輸出禁止・規制措置などに踏み切った。しかし、1年が経過して「(制裁の)選択肢が終わりに近づいている」と認めた。
 ボレル氏は、ウクライナに対する武器や砲弾の供与が欧州の責任だと強調。また、財政支援についても「われわれの努力が必要になる」と述べ、「制裁や軍事支援が全てではない」と指摘した。

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