俵屋宗達のびょうぶ絵 複製品使いオンライン授業 京都の小学校

東京, 12月15日, /AJMEDIA/

デジタル技術と職人の技を使って精巧に再現した江戸時代のびょうぶ絵の複製品を見ながら学芸員の解説を聞く、オンラインの授業が京都市内の小学校で行われました。

この授業は、文化財の複製品を通じて日本文化を知ってもらおうと京都市北区の立命館小学校で行われ、6年生およそ60人が参加しました。

授業では、江戸時代に京都で活躍した画家、俵屋宗達が描いたびょうぶ絵をデジタル技術と職人の技を使って精巧に再現した複製品が紹介されました。

このうち「松島図屏風」など2点は、アメリカのワシントンにあるフリーア美術館が実物を所蔵していることから、現地の学芸員とオンラインで結び解説を聞きながら鑑賞しました。

この中で学芸員からは、京都に実物がある国宝の「風神雷神図屏風」について「風神雷神の表情を見てどう思うか」という課題が出されました。
複製品をじっくり眺めた児童たちが「笑っているように見えるから仲間だと思う」とか「人間を見下ろしているみたい」と言った意見を出すと、学芸員は「宗達の絵には見る人の想像を促す、遊び心が隠されている」と紹介していました。

参加した男子児童は「松島を描いたびょうぶ絵では波の渦の様子が白で細かく表現されていて、すごいなと思いました」と話していました。

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