ポーランド、自走式榴弾砲提供 ウクライナへ東欧から兵器支援

東京, 5月30日, /AJMEDIA/

 ウクライナで支配地を広げるロシア軍に対抗するため、東欧からウクライナ軍への兵器支援が目立ち始めた。ロイター通信は29日、ポーランドが、自走式榴弾(りゅうだん)砲「AHSクラブ」18両をウクライナに提供したと報じた。AFP通信によると、リトアニアでは、ウクライナ軍へ攻撃ドローンを贈るため4日間で500万ユーロ(約7億円)を超える寄付が集まった。
 ウクライナ政府は、ロシア軍撃退のため、長射程の大型兵器の提供を欧米に求めている。AHSクラブの最大射程は40キロという。
 28日夜まで行われていたリトアニアでの寄付金募集は、トルコ製ドローン「バイラクタルTB2」をウクライナに贈ろうとインターネット上の番組を通じて呼び掛けられた。主催者は「一国家の市民たちが兵器を購入し別の国に寄贈するのは恐らく史上初だ」と寄付に応じた280万人に謝意を表明した。
 バイラクタルTB2は首都キーウ(キエフ)攻略を目指したロシア軍撃退に大きく貢献した兵器の一つとみられている。リトアニアのアヌシャウスカス国防相は29日、近く高官をトルコに派遣し、購入契約を結ぶ意向を示した。
 一方、北大西洋条約機構(NATO)のジョアナ事務次長は29日、ロシアと合意してきた種々の規制は、ウクライナ侵攻で「無効になった」と述べた。訪れたビリニュスでAFPに語った。

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