パナソニック、車載電池生産でEV化を下支え–脱炭素化への取り組みもCESで発表

東京, 1月6日, /AJMEDIA/

 パナソニックグループは、米ラスベガスで開催しているCES 2023のプレスカンファレンスにおいて、同社の環境への取り組みや、リチウムイオン電池をはじめとする車載関連事業の現状を説明。北米市場向けAVおよび家電の新製品などを発表した。

 プレスカンファレンスのオープニング映像では、気候変動問題によって、日常が変化し、重大な局面にあることを、Team Panasonicと呼ばれるトップアスリートたちによる演出で表現。水泳のMichael Phelps選手は、海辺のプールで泳いでいると、温暖化の影響で海面が上がり、海が荒れてきていることに気がつき、フィギュアスケートのNathan Chen選手は、凍った氷の上でスケートを楽しんでいると、温暖化の影響で氷にひびが入っていることに気がつく。そして、テニスの大坂なおみ選手は、テニスをしていると、干ばつの影響で、コートの地面にひびが入ってきていることに気がつくといった内容だ。

 その様子をもとに、パナソニックグループが取り組むRE100化ソリューションなどの「削減貢献」への挑戦を語り、力をあわせて行動することで、その未来は変えられることを訴えた。

 プレスカンファレンスのステージに登壇したNathan Chen氏は、「オリンピックであれ、人生であれ、チャンピオンになるためには目標を設定し、その目標を達成するために全力を尽くす必要がある。気候危機に関しては、科学者たちは地球温暖化を摂氏1.5度以下に抑える目標を設定しているが、現在のところ、地球の気温上昇は摂氏2.5度に達する可能性が高いと科学は示唆している。だからこそ、パナソニックと協力してこの緊急の問題に取り組む。いま行動し、協力しなければ、愛するものすべてが危険にさらされる可能性がある」と警鐘を鳴らした。

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