水泳用スマートゴーグル「Smart Swim 2」を体験–眼前のデータでやる気アップ

東京, 04月29日 /AJMEDIA/

 筆者は子どもの頃から水泳をしており、寒い時期でさえ、故郷の近くの湖や川で、自由形のフォームを完成させるために長い時間を過ごしたものだった。泳ぎには自信があったので、今回は、水泳用に設計された新しいウェアラブルを試す機会があると聞いてそのチャンスに飛びついた。先ごろ、FORM Athleticaの新型スマートゴーグル「Smart Swim 2」が届いたので、春先で気候はまだ肌寒かったが、筆者は早速、地元の湖に出かけてこのデバイスを試してみた。

 筆者は、初めて装着したときにSmart Swim 2に感銘を受けた。このデバイスは、他のウェアラブルとの連携も良好で、貴重なデータを大量に得ることができ、強力なスマートフォン用アプリが用意されている。また、初代モデルよりも改善されており、右こめかみ付近に心拍センサーを内蔵しているほか、海や湖、川などのオープンウォーターで泳ぐときのために、ゴーグル内にデジタルコンパスが表示できるようになった。

 新しい技術が採用されたのに加えて、Smart Swim 2は先代よりも15%小型化されており、膨大な数の水泳選手を分析して開発された独自のガスケットが採用されている。ノーズブリッジについては、デフォルトである中サイズと大サイズの両方を試したが、最終的には大サイズを選んだ。着け心地は快適で、ストラップを少し緩めて完璧にフィットさせると、ゴーグルはしっかりと固定された。

 専用のスマートフォン用アプリ「FORM Swim」は、Garminのスマートウォッチや「Apple Watch」、一部のスイムスパ(小型のプールとジェットバスを組み合わせたような設備)などとのペアリングを含めて、ニーズに合わせてゴーグルの設定に使用する。また、ゴーグルで取得したデータを「Strava」「TrainingPeaks」「TriDot」「FinalSurge」などのトレーニング支援サービスと同期させることも可能だ。

 このアプリにはあらかじめ多数のワークアウトが用意されているが、自分でカスタムワークアウトを作成してもいい。TrainingPeaksなどの他のサービスのワークアウトを、Smart Swim 2と同期させることもできる。

 サブスクリプションでアクセスできるさまざまなプランでも、水泳スキルを高めるためのワークアウトコレクションを入手できる。これらの強力な機能の多くは、「FORM Premium」サービスの一部で、その中には、デジタルコーチングや指導付きのワークアウトを提供する「HeadCoach」と呼ばれる機能もある。FORM Premiumサービスのサブスクリプション料金は、月額15ドル(約2300円)または年間99ドル(約1万5300円)で、249ドル(約3万8500円)のSmart Swim 2を購入すると、2カ月分の無料トライアル期間が付いてくる。

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