グーグル、EV充電スタンドを見つけやすく–AIで場所の説明を生成

東京, 04月18日 /AJMEDIA/

電気自動車(EV)に関する特に大きな心配事の1つは、出先で電欠(電池切れ)になってしまい、充電する場所が見つからなかったらどうするかということだ。EVに乗る人が増えたことで、充電スタンドに関する情報の重要性は増している。
Googleは米国時間4月17日、「Googleマップ」と「Google検索」に、EVオーナーが充電スタンドに関する情報にアクセスしやすくするための新機能を追加すると発表した。

 充電スタンドは、立体駐車場の内部など分かりにくい場所にあることも多い。そのため同社はGoogleマップに、人工知能(AI)を使用してレビュー情報の記述を基に充電器の場所を説明する機能を、数カ月以内に導入するという。

 スクリーンショットの例では、充電スタンドの説明に、「地下駐車場に入って標識に従って出口に向かい、 出口を出る直前で右折してください」というAIで生成された場所の説明が表示されている。
この取り組みに対応するため、Googleマップでは、ユーザーからのレビューにAIが充電スタンドの場所を説明するための情報を含めてもらえるように、充電器のレビューを書いてもらう際に、実際に使ったときの体験に関する細かい情報を尋ねるようになった。これには、どのプラグを使用したか、どのくらい待ったかといった情報も含まれる。

 また、車内でのGoogleマップの使い勝手を良くするために、付近にある充電スタンドについて、リアルタイムのポートの空き状況や、充電速度などの有益な情報を表示できるようにする予定だという。同社はこのアップデートを、「Googleビルトイン」対応の車両から順番に、世界中に展開することを目指している。

 Googleビルトイン対応の車両には、2023年にGoogleマップに導入された、ユーザーに最適な充電スポットを提案する機能も提供される。この機能は、何度も充電が必要な経路にも対応している。これは、車の場所に基づいて、最適な充電スポットを提案してくれることを意味する。

 また、1泊旅行を計画しているEVオーナー向けに、google.com/travelのサービスに対して、宿泊中にEVを充電可能なホテルを検索できる新たなフィルターが追加された。

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