アポロ計画以来の月探査へ 試験飛行の大型ロケット打ち上げ

東京, 11月16日, /AJMEDIA/

アポロ計画以来となる宇宙飛行士による月探査に向け、無人の宇宙船を搭載した大型ロケットが日本時間の16日午後3時すぎにアメリカのケネディ宇宙センターから打ち上げられます。打ち上げはロケットの不具合や天候の影響でたびたび延期されていて、無事に打ち上げられるか、注目が集まっています。

NASA=アメリカ航空宇宙局は日本やヨーロッパも参加する国際的な月探査計画「アルテミス計画」で2025年を目標に、アポロ計画以来となる宇宙飛行士による月面着陸を目指しています。

計画の第1段階として、日本時間の16日午後3時4分、アメリカ・フロリダ州のケネディ宇宙センターから大型ロケット「SLS」=「スペース・ローンチ・システム」の打ち上げが予定されています。

打ち上げは当初8月に予定されていましたが、ロケットの不具合や天候の影響でたびたび延期されていました。

SLSは今回の計画に合わせて新たに開発されたロケットで、同じく新たに開発された宇宙船「オリオン」が無人の状態で搭載されています。

オリオンにはマネキンが3体載せられ、月を周回して再び地球に戻るおよそ25日間の試験飛行を行って、衝撃や放射線の影響など、将来の有人飛行に向け必要なデータを集めます。

NASAによりますと、これまでのところ打ち上げに向けた準備はおおむね順調に進んでいるということで、半世紀ぶりに月を目指す第一歩が踏み出せるか、注目が集まっています。

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