欧州中銀、0.5%利上げ 大幅な引き締め継続

東京, 2月3日, /AJMEDIA/

欧州中央銀行(ECB)は2日の定例理事会で、政策金利の0.5%引き上げを決めた。利上げは昨年7月以降、5回連続。ロシアのウクライナ侵攻の影響でインフレが高止まりしており、利上げ幅を0.25%に減速させた米国とは対照的に、通常の2倍となる大幅な金融引き締めを継続する。3月の次回会合でも0.5%の利上げを行う意向を表明した。
 主要政策金利を現在の2.5%から3.0%に、民間銀行がECBに資金を預ける際に適用する中銀預入金利を2.0%から2.5%にそれぞれ引き上げる。昨年7月以降の利上げ幅は計3.0%となり、金利はリーマン・ショック後の2008年11~12月の水準になる。
 保有資産を減らす量的引き締めについても、今年3月初旬に開始し、6月まで月150億ユーロ(約2兆1000億円)の規模で実施することを決めた。その後のペースは追って検討する。

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