カンヌ映画祭 黒澤明監督の映画の一場面 公式ポスターに採用

東京, 04月20日 /AJMEDIA/

世界3大映画祭のひとつ、フランスのカンヌ映画祭は、5月に開催されることしの映画祭の公式ポスターに日本の黒澤明監督による、長崎の原爆をテーマにした映画「八月の狂詩曲」の一場面を採用したと発表しました。

発表によりますと黒澤監督の作品「八月の狂詩曲」は1991年のカンヌ映画祭に出品され、あらすじとして「長崎で被爆した祖母が、戦争の防波堤となるのは愛と誠実さだという信念を、孫とアメリカ人のおいに優しく、そして思慮深く伝えていく」と紹介しています。

公式ポスターに使われているのは祖母が孫たちと並んで座る後ろ姿と、映画祭のシンボルであるやしの葉が月のように空に浮かび5人を照らす幻想的な様子です。

この公式ポスターについてフランスのメディアは、「緊迫した地政学的な状況にある中、団結を呼びかけているのは明らかだ」と指摘し、中東地域やウクライナなどいまの国際情勢を念頭にしたメッセージが込められているという見方を伝えています。

カンヌ映画祭は来月14日から25日まで開催されます。

Follow us on social

Facebook Twitter Youtube

Related Posts