東京, 3月13日, /AJMEDIA/
逆転されそうなピンチを切り抜け、流れを取り戻した終盤。勝ち越しに至る過程には、広島らしさが詰まっていた。
後方でボールを動かすG大阪に対し、満田がスイッチ役となって激しく追った。相手GKからボランチに入った緩いパスをきっかけにPKを獲得。「自分たちのプレスがはまった場面だった」とは倒されたベンカリファ。これを満田が豪快に決め、開幕4戦目にして初勝利を手にした。
鋭い出足を見せた前半2分にベンカリファが先制。だが、前節の横浜M戦と同様に追加点が奪えず、後半のあわや失点という場面ではGK大迫が好守で救った。「試合の流れから言えば、引き分け、あるいは負けていたかもしれない」とスキッベ監督。本音だろう。
ただ、8日のルヴァン杯から2連勝という結果は、チームにとって前向きな要素で「この勝利を次につなげることが重要」と指揮官。浮上のきっかけとすることを誓った。