復帰のハーパー、起爆剤に Rソックスの吉田も憧れるスラッガー―米大リーグ

東京, 5月8日, /AJMEDIA/

【フィラデルフィア時事】昨年11月に右肘内側側副靱帯(じんたい)再建手術(通称トミー・ジョン手術)を受けた米大リーグ、フィリーズのブライス・ハーパー外野手(30)が、2日のドジャース戦で復帰を果たした。米メディアによると、手術後160日での復帰は大リーグ史上最短になるという。
 本拠地フィラデルフィアには、5日のレッドソックス戦で初登場。満員の観客から「MVP」コールを受けた左打者は「素晴らしかった。この街を愛しているし、ファンの前でプレーするのは本当に楽しい」。翌6日には今季初アーチを放って拍手喝采を浴びた。
 球団は7月中旬の復帰を見込んでいたが、ハーパーは5月を目標にリハビリに励み、驚異的に回復。「浮き沈みがあったが、自分を鼓舞して乗り越えられた」と振り返る。今季序盤は波に乗れていないチームの起爆剤になりそうだ。
 2010年ドラフトで全体1位指名を受け、19歳でデビューしたエリート。過去に最優秀選手(MVP)に2度輝き、昨季はフィリーズをワールドシリーズ進出に導いた。レッドソックスの吉田正尚外野手は青学大在学時から、人気と実力を備えたこのスラッガーのファン。「スイングスピードなど引き付けられるものがあった。球場全体を巻き込むようなスーパースター」と憧れのまなざしを向ける。
 ハーパーは6日の試合前に吉田と初対面。「憧れてもらえるのは光栄。常に最高の選手であることを目指している。どうすれば興味を持ってもらえるか分かっている」と、看板選手として自覚十分に語った。吉田については「素晴らしい選手。これから長く成功するだろう」と太鼓判を押した。

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