参院選、10日投開票 各党最後の訴えへ【22参院選】

東京, 7月9日, /AJMEDIA/

 第26回参院選は10日、投開票される。ウクライナ危機や物価高への対応、安全保障政策の見直しを主な争点に各党が舌戦を展開。昨年10月に就任した岸田文雄首相(自民党総裁)の9カ月余りの政権運営に審判が下される。
 選挙戦は8日昼前、自民党の安倍晋三元首相が街頭演説中に銃撃された事件を受け、首相や閣僚が直ちに遊説を中止。自民、立憲民主、公明、日本維新の会、国民民主の各党幹部も遊説を取りやめた。各党は、言論を暴力で封殺する蛮行は許されないなどと一斉に非難した。選挙戦最終日の9日、各党は選挙運動を予定通り行う。
 参院選には改選124(選挙区74、比例代表50)と神奈川選挙区の欠員1の補充を合わせた計125議席をめぐり、選挙区367人、比例代表178人の計545人が立候補した。投票は一部地域を除き、10日午後8時に締め切られて即日開票。同日深夜にも大勢が判明する見通し。
 参院の総定数は今回から3増えて248で、全体の過半数は125。首相は自公両党で非改選の70も含めて過半数となる55議席以上を勝敗ラインに掲げた。立民は改選23議席の維持を目標とする。
 自公と憲法改正に前向きな維新、国民の「改憲勢力」が計82議席以上を獲得すれば、参院で改憲発議に必要な定数の3分の2に当たる166議席に達する。

Follow us on social

Facebook Twitter Youtube

Related Posts