副大臣・政務官も接点続々 旧統一教会問題で自民議員

東京, 8月14日, /AJMEDIA/

 12日に就任した第2次岸田改造内閣の副大臣・政務官でも、閣僚と同様に世界平和統一家庭連合(旧統一教会)側と接点を持っていたケースが続々と判明した。事務所を含め取材に何らかの関係を認めた自民党議員は11人に上り、改めて問題の根深さが浮き彫りになった。
 副大臣は4氏。井出庸生文部科学副大臣(衆院長野3区)は昨年、旧統一教会関連団体のイベントにメッセージを送付したと話した。中谷真一経済産業兼内閣府副大臣(衆院山梨1区)は、今年4月に関連団体が協賛する会合であいさつしたという。
 山田賢司外務副大臣(衆院兵庫7区)は2016年に関連団体の会合に出席。さらに、18年には政治資金パーティーのパーティー券4万円分を購入してもらったと明らかにした。野中厚農林水産副大臣(衆院比例代表北関東ブロック)は昨年、イベントに参加した。
 政務官では、尾崎正直(デジタル兼内閣府=衆院高知2区)、国光文乃(総務=衆院茨城6区)、高木啓(外務=衆院比例東京)、高見康裕(法務=衆院島根2区)、柳本顕(環境兼内閣府=衆院比例近畿)、山本左近(文科兼復興=衆院比例東海)、吉川有美(外務=参院三重)の7氏だった。
 杉田水脈総務政務官は16年にツイッターで「統一教会の信者にご支援、ご協力いただくのは何の問題もない」と書き込んだが、12日は記者団に「全く何の関係もない」と否定。「今後も疑念を持たれないようにしっかりしたい」と述べた。
 岸田文雄首相は閣僚に対し「それぞれの責任で関係を点検し厳正に見直す」よう指示しており、松野博一官房長官は12日の記者会見で「副大臣や政務官にも同様のことを求め、了解した者のみを任命した」と説明した。

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