人権団体がウクライナ批判 「学校や病院に陣地」と主張

東京, 8月5日, /AJMEDIA/

 国際人権団体アムネスティ・インターナショナルは4日の報告書で、ロシア軍の侵攻を受けるウクライナ軍が東部ドンバス地方の学校や病院などに陣地を築き「住民を危険にさらしている」と批判した。ウクライナ側は、住民に危害を加えているのはロシア軍だとして反発している。
 ポドリャク大統領府顧問は「人権団体のような組織がロシアの宣伝戦に加担しているのは残念だ」と主張。レズニコフ国防相も「ロシアの侵略とウクライナの自衛を同一視するのは不適切」との認識を示した。
 ロシア軍はウクライナ南東部の欧州最大規模のザポロジエ原発を軍事拠点化。「核の盾」に使って反撃を免れていると非難されている。
 一方、東部ドネツク州のキリレンコ知事によると、同州トレツクで4日、ロシア軍の砲撃があり、公共交通機関の停留所にいた住民ら少なくとも8人が死亡、4人が負傷した。負傷者のうち3人は子供という。
 キリレンコ氏は、教会や集合住宅も被害を受けたと説明。「(ロシア軍は)毎日のように民間人を攻撃し、死傷者を出している」と述べた上で、州内の住民に改めて避難を呼び掛けた。

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