ロシア軍 ウクライナ各地にミサイルなどで大規模な攻撃

東京, 01月14日, /AJMEDIA/

ウクライナへの軍事侵攻を続けるロシア軍は13日にかけて各地に大規模なミサイルなどによる攻撃を行い、これまでに南部ヘルソンで2人が死亡し、ウクライナ側は住宅や教育施設がある地域を狙った攻撃だと非難を強めています。

ウクライナ空軍は13日、ロシア軍が極超音速ミサイルだとしているキンジャール6発を含む40発のミサイル攻撃などを行い、このうち8発を迎撃したほか、20発以上を電磁波で制御する電子戦で標的からそらせたとしています。

地元メディアなどは、この攻撃でキーウ州や東部のドニプロペトロウシク州、それに中部のキロボフラード州などで爆発音がしたとしていますが、詳しい被害の状況はわかっていません。

また、南部ヘルソン州にある地元当局は13日朝にかけての24時間で400発以上の砲撃などが行われ、このうち中心都市ヘルソンでは2人が死亡したとして、ロシア軍が「住宅や教育施設がある地域を狙った」と非難しています。

一方、アメリカの国防総省は11日までに監察総監による報告書を発表し、ウクライナに供与した攻撃用無人機や暗視ゴーグルなどのおよそ10億ドル、日本円にしておよそ1450億円分の軍事支援物資について、アメリカ側が適切に追跡できていないとしています。

アメリカ議会では野党・共和党からウクライナ支援を続けることに慎重な声が出ていて、戦況を左右するアメリカの軍事支援の行方に、報告書の内容が影響を与えるかどうかにも関心が集まっています。

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