フェデラー、涙の花道 盟友ナダルと魅了―男子テニス

東京, 9月24日, /AJMEDIA/

男子テニスで四大大会シングルス通算20度優勝のロジャー・フェデラー(41)=スイス=が23日、ロンドンで開幕したレーバー・カップのダブルスで現役最後の試合に臨んだ。同22度制覇で長年のライバルだったラファエル・ナダル(スペイン)と組んでプレー。「完璧な旅だった。もう一度、全てをやりたい」と大粒の涙を流して語った。
 妻と家族が見守る中、欧州選抜の一員として世界選抜のジャック・ソック、フランシス・ティアフォー組(米国)と対戦。巧みなボレーや鋭いサーブで沸かせ、ネットの隅の穴を通す「スーパーショット」も披露。惜敗したが、花道でも美しいテニスで魅了した。
 近年は膝の故障に苦しみ、今夏に引退を決断。試合後は総立ちの観客から喝采と「ロジャー」コールを浴びた。自身と共に「ビッグ4」と呼ばれたナダル、ノバク・ジョコビッチ(セルビア)、アンディ・マリー(英国)と抱擁を交わした。
 「私は幸せだ、悲しくない、とみんなには言った。素晴らしい一日だった」。鳴りやまない拍手に包まれながら、ウィンブルドン選手権を男子で最多の8度制した「芝の王者」がコートを去った。
 
 ◇今夜は忘れられない
 ラファエル・ナダル 素晴らしい瞬間だった。全てが特別だった。今夜は忘れられないものになった。ロジャー(フェデラー)は、私の人生の重要な瞬間に隣や前にいてくれた。

Follow us on social

Facebook Twitter Youtube

Related Posts