ウイグル抑圧継続と中国非難 年次報告「AIで市民監視」―米長官

東京, 6月3日, /AJMEDIA/

米国務省は2日、各国の信教の自由に関する年次報告書(2021年版)を発表した。ブリンケン国務長官は発表に合わせて記者会見し、中国が「大半がイスラム教徒のウイグル族に対する抑圧とジェノサイド(集団殺害)を続けている」と非難した。
 報告書は中国・新疆ウイグル自治区に関し、中国政府が2017~21年の間に385カ所の収容施設を建設したなどと見積もるオーストラリアのシンクタンク「豪戦略政策研究所(ASPI)」の分析を紹介した。
 報告書作成に携わった国務省高官も会見で、中国が人工知能(AI)や顔認識に関連した新興技術を利用し、市民の監視を行っていると指摘。「刑務所と化した新疆の管理を続けている」と批判した。

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