イラン、悲願かなわず 初の16強まであと一歩―W杯サッカー

東京, 11月30日, /AJMEDIA/

 初の1次リーグ突破にあと一歩まで迫ったものの、イランはまたも高い壁に阻まれた。
 1点を追う後半ロスタイム。左サイドでのFKにプーラリガンジがダイビングヘッドで合わせたシュートはわずかに枠から外れる。終了間際に2点を奪い、欧州勢からW杯初勝利を挙げたウェールズ戦の再現とはいかず、悲願は果たせなかった。
 劣勢だった前半に先制を許した。終盤はロングボールを送り続けて米国ゴールを脅かす。相手ペナルティーエリア内で選手が倒される場面もあり、ケイロス監督は「最低でも1点を取れるだけのチャンスはつくった」とやり切れない表情。結果的に、引き分けならば16強入りが決まっていた。
 6度目の出場となった今大会。イングランドに大敗した初戦から立て直し、奮闘していただけに悔やまれる。うつむきながらスタジアムを後にした選手の目は赤かった。 

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