アルピーヌ、アゼルバイジャンではトラブル続発もアップデートは「期待以上」。マイアミとイモラにも新パーツ投入へ

東京, 5月5日, /AJMEDIA/

 F1第4戦アゼルバイジャンGPでアルピーヌはフロアにアップデートを投入。結果こそ奮わなかったが、彼らはこのアップデートが予想以上の効果を発揮していると考えている。

 アゼルバイジャンGPはスプリントが実施されるグランプリだったため、フリー走行は初日の60分間のみとなっており、アップデートを投入するにはハードルの高い週末だった。しかしアルピーヌはここで新しいフロアを投入。ただ、1回限りのフリー走行はアルピーヌにとって厳しいモノとなり、ピエール・ガスリーはわずか7周をしたところでトラブルによってマシンがから出火。さらにエステバン・オコンもギヤボックストラブルによって8周しか走行することができなかった。

 決勝レースでもガスリーが14位、オコンが15位とポイント圏外でのフィニッシュとなったアルピーヌ。ただ、アップデートされた新フロアのパフォーマンスは期待以上だったとチーム側は考えている。

 アルピーヌのスポーティングディレクターであるアラン・パルメインは、新フロアから望んでいた”答え”は得られたかと聞かれた際、「ありがたいことに、そうだ」と答えて次のように続けた。

「(新フロアは)機能してくれた。実際には少し期待以上だったため、このレースウィークはポジティブなものだった」

「そしてテストをあまり行なっていなくとも、マシンに装着できるという方向性は、継続できているように見える。これは非常に大きなメリットだ」

「これは様々なことが明らかになるにつれ、昨年から我々が自信を深めてきたことでもあるんだ」

 F1は今週末にマイアミGPが開催され、2週間後にはエミリア・ロマーニャGPが予定されている。アルピーヌはこの2レースでも何らかの新パーツを持ち込む予定だという。

「マイアミでも何らかのモノがあるし、イモラでもそうなってくるだろう。その先についてはまだ分からない」と、パルメインは言う。

「だが間違いなくその次のモノ、更に次のモノが来るし、良いアップデートが開発途上にある。最初からうまくいくという自信を持てるのは、素晴らしいことだ」

 アルピーヌは今シーズンの目標を4番手に留まることとしている。その目標はアストンマーチン、メルセデス、フェラーリとの差が広がっているように見える今でも変わっていないと彼は語った。

「私はそう思っているし、そうしなければとも思っている」

「我々は自分たちの仕事を進め、マシンにアップデートを投入して改善を続けていかなければならない」

「そして昨年のように我々が、他の全てとは言わないが、多くのチームよりも優れた改善できることを想定している」

「長いシーズンだ。まだ19戦が残っているし、とても長い道のりになる。我々は本当に不運なこともあったが、今も間違いなくそれを目標としている」

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